このジャケットが、カッコイイなぁって思って見てました。
森田童子(もりた どうじ)さん。
70年代のフォーク世代を知る人だったら、判るでしょう。
私は1993年に放送された、TBS系ドラマ「高校教師」のテーマソング
「ぼくたちの失敗」で、彼女を知りました。
死因は、心不全だそうです。
まだ66歳だったんですね。そんなに彼女を知ってるのではないのですが
一回聴いたら、彼女の曲は耳につきますよね。
ボーカルも、ウィスパーボイスで儚げな感じ。
パワフル系のを聴いてきた人からしたら、物足りなさを感じるのですが
彼女の曲の奥深さ、独特なボーカルは70年代でなくとも
インパクトが大きいわけです。
☆高校教師。
野島伸司さん脚本のドラマですが、この当時野島さんの脚本ドラマが
花盛りでございました。「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」とか
「未成年」とか。
若干重めで、衝撃的な内容が多いかと思えば名作「101回目のプロポーズ」のような
感じの、大胆なシーンだったりで…まぁ、この頃のドラマって
ジェットコースターみたいな、浮き沈みが激しい内容が多かった気がしました。
「高校教師」は、先生と生徒の恋愛を描いたドラマだったけど
このドラマを見ていた当時、中学生の頃に好きだった先生を思い出したんだよね。
だけど、最後がね…ちょっとホラー入っていたな(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
結構ハードな内容だったよね…(;^ω^)異常な先生が居たりね…。
曲を聴いてみましょう。
これが、「高校教師」のテーマソングの「ぼくたちの失敗」。
この曲は1976年にリリースされた曲だそうですが
曲を聴いてて、気づきませんか?
そう、サビが無いんですよ。それだけに、斬新な感じ。
私が初めて「高校教師」で聴いたこの曲は、衝撃的でした。
大抵メロディーって、サビがあるんですけど
この人の曲って、サビが無い曲が結構あります。
カラオケでは、この曲歌いにくいんだよね。
意外と難しいです。変にパワフルな声で歌っても、説得力がないんだよw
この曲は、ささやきかける感じの声質の人でないと
雰囲気が出ないんだわ(;´Д`)
この曲でチャーリー・パーカーという、ジャズのアーティストを知った私。
☆今の季節にピッタリかも。
大抵は、この人の曲って結構暗めのタイトルが多いのですが
こういう明るい系の曲もあるのですよ。「雨のクロール」です。
「頑張れ」って、元気に励まし系の感じではありませんが
そっと寄り添ってくれる感じの曲が多いのかな?
貴重です。動いてる森田さん。
あまりにもミステリアス過ぎて、どういう人なのかが
分かりにくい彼女。↑3つとも見ました。
当時のチケットの窓口や、街の風景や観客の服の雰囲気が
私の子供時代に見た感じです。70年代だろうね。
1983年に引退されたようで、まさか10年後に自分の曲が
再び注目されるとは、思いもしなかっただろうなぁ。
こんなシンガーソングライターは、もう出ないんだろうなぁ。
リアル世代ではありませんが、この人はガチの天才だと思ってます。
お悔やみ申し上げます。合掌…。